糖尿病や血糖値が高い人は低用量ピルに注意を

低用量ピルといえば、望まない妊娠をしないために妊娠を回避するための経口避妊薬だと思われがちですが、避妊以外にも様々な作用があることが知られ、その目的として多くの女性が利用しています。
低用量ピルは、女性ホルモンの合成剤であるため、女性ホルモンのバランスが崩れたり減少することによって起こる体の不調を改善してくれる効果があります。
生理前症候群であるPMSや、月経過多や子宮内膜症などの緩和や、加齢により女性ホルモンが減少することによって起こる更年期障害や骨粗鬆症の軽減の他、子宮体がんや卵巣がんなどの発生リスクを抑えるなど病気予防の効果まで期待できます。
また、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって起こる自律神経失調症の改善にも作用があるとされています。
低用量ピルはホルモン剤であり、自律神経失調症は自律神経のバランスが大きく影響し、またホルモンの影響を大きく受けているので低用量ピルを服用することによってその影響を受けて自律神経失調症の改善にもつながるのです。

ただ、ピルを服用する場合には糖尿病を発症している人は注意が必要になります。
ピルにはプロゲストーゲンという成分が含まれ、この成分がインスリンの機能を低下させるため、血糖値が上昇する恐れがあります。
しかし、血糖値が上昇するのは高用量ピルを使用した場合であり、低用量ピルの服用の場合には影響がないとされていますが、糖尿病治療薬の作用が増強することも考えられるので、糖尿病の人がピルを服用する場合には慎重になる必要があります。
もともと血糖値が高めの人がピルを服用するのであれば、糖尿病になるリスクを下げるために高用量ピルではなく低用量ピルを使用するようにしましょう。

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